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10年目の点検
10年経過した建物ですが、まだまだしっかりとしていて、とてもうれしくなりました。
外部の木部塗装はそれなりに塗装がとれたり、汚れたりしていますが、外壁のしっくいはしっかりとしていました。
建て主さんが心配していた屋根ですが、思ったより錆もなく、煙突廻りに腐食箇所が見つかっただけでした。
内部は、杉板天井はいい色の飴色になり、とてもきれいに古くなってきました。
気になっていた木製の浴槽もまだまだしっかりとしていて、しっかりとした維持管理のおかげだと思ってきました。
建て主さんには、宝くじを当ててもらい、内装を当初設計のしっくいにしませんか?と・・・・設計者のわがままも言わせてもらいました。
点検修理・・・
1998.11月に完成したA邸の点検に行ってきました。
前に連絡を受けていて、南側の木製手すりの笠木の腐食がひどくなったということです。
見ると・・・・なるほど!一部は腐食している箇所もあり、このままほったらかしにできません。
さっそく、Aさんとなにをどうする...と打合せして、見積もりることにしました。 今回のことで、Aさんはほかの木部についても心配らしく、あわせて点検しましたが、一番上の笠木以外は、まだまだ大丈夫でした。
ただ、8年も経過しているので、外部の木部の塗りなおしして、木材を保護することにしました。色合いについて、経年変化のいい色になっているので、あまり新品らしくない色にし欲しいと要望を受けて...工事にかかることにしました。
建物も10年を経過すると、いろいろ点検してすこし手入れをしないといけないと改めて感じてきました。 もちろん!このことは、引渡しの際に建て主さんに伝えていることなのですが、年月ととも覚えてもらっていません。
そういえば・・・・築10年の建て主さんからも先日、同じような連絡を受けて、点検の依頼がありました。
こうして、何年経っても連絡してもらえる建て主さんとの関係が続いていることに、改めて感謝したいと思います。
24時間換気
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きょうは、昨日提案した24時間換気システムについて、いろいろ調べていました。
このシステムの基本は高気密住宅であることが、大前提となっており、これが崩れてしまうと、設計した性能が発揮できないこともあるそうです。
それと、大切なのは換気扇のメンテナンスで、定期的なフィルターなどの清掃が必要だそうです。
いま、換気方式で多く採用されているのは、第3種換気といわれる、自然吸気と機械換気で、その排気方法で個別型とダクト型と分類されます。
個別型:外壁面などに換気扇をつけるタイプ(トイレなど)
ダクト型:階ごとまたは家中の空気を1台の換気扇を設置して各部屋からダクトを経由して排気するタイプ
今回採用している換気システムは・・・・
いちばん使う部屋に熱交換型の壁掛けタイプの換気扇 と 日中あまり使わない部屋には壁付の換気扇
吸気は、いずれも自然給気口を各居室に設置しています。
ダクト方式の集中換気にしようと考えたのですが、高気密型住宅でないこと、メンテナンスがむずかしくなること、いちばん使う部屋の熱交換による効果...などを考えて、当初設計の方式しようと決めました。