暮らしをみつめる
設計をする最大のヒントは・・・
第4回目 暮らしをみつめる
どんな家?を考えるときに、私はいちばんヒントになることは、そこに住まう人達の暮らしのシーンをどれだけイメージできるかです。
設計をはじめるときに、クライアントにお願いしていることは、新しい家での自分達の暮らしのシーンをできるだけたくさん思い描いて欲しいと伝えています。
たとえば。。。
・お風呂上りにパンツ一丁でビールを飲みたい!
・大画面で映画を大音量で楽しみたい!
・屋根の上でのんびり本を読みたい!
・家庭菜園でつくった野菜で朝食のサラダをつくりたい!
・お風呂で音楽やテレビを楽しみたい!
・茶道や華道をゆったり勉強したい!
・庭でバーベキューを友だちを集めてやりたい!
などなど・・・・
いろんなシーンを想像できませんか?
いま、建物の情報が簡単に手に入れることが可能になっています。
工法や素材なのど知識は豊富な反面、果たしてその中での暮らしのシーンをあまりイメージしていないように思うときもあります。
ですから、少しづつでもいいですから、家族みんなで、暮らしのシーンをたくさんイメージして欲しいと最初にお願いしています。
建物の性能はお金で買えますが、自分達の生活は簡単に手に入りません。
がんばって、自分達の暮らしをサポートする住宅をつくりましょう。