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 いよいよ自分たちの暮らしを詰め込む住宅です。

第5回目 形にしない

 前々回で家具寸法を計測するのと並行に、基礎調査表を書き込んでもらいます。

 これは、自分たちの一日の生活の様子や、家族の趣向から始まって、目標とするイメージ、自分の感覚での必要な部屋の大きさなどなど、10ページほど記入してもらいます。

けっして・・間取り図は描かないようにお願いしておきます。

 基礎調査表に書き込んだ必要な部屋の合計がつじつまが合わなくてもかまいせん!

この自分たちの感覚・・・がとても大切なのです!

 設計の打合せを間取り図からはじめると、本当に欲しかったものが、埋もれてしまうかもしれません。

ですから、形にしないことが肝心です。

 建て主さんは、設計を依頼したのだから、すぐにでも図面を見たいと思っているかもしれませんが、しばらく我慢してもらいます。

 私は、基礎調査表に記入された文章を元に敷地調査や暮らしぶりなどと重ね合わせながらイメージ作っていきます。 

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 設計をする最大のヒントは・・・

第4回目 暮らしをみつめる

 どんな家?を考えるときに、私はいちばんヒントになることは、そこに住まう人達の暮らしのシーンをどれだけイメージできるかです。

 設計をはじめるときに、クライアントにお願いしていることは、新しい家での自分達の暮らしのシーンをできるだけたくさん思い描いて欲しいと伝えています。

 たとえば。。。

  ・お風呂上りにパンツ一丁でビールを飲みたい!
  ・大画面で映画を大音量で楽しみたい!
  ・屋根の上でのんびり本を読みたい!
  ・家庭菜園でつくった野菜で朝食のサラダをつくりたい!
  ・お風呂で音楽やテレビを楽しみたい!
  ・茶道や華道をゆったり勉強したい!
  ・庭でバーベキューを友だちを集めてやりたい!

などなど・・・・

いろんなシーンを想像できませんか?

 いま、建物の情報が簡単に手に入れることが可能になっています。
工法や素材なのど知識は豊富な反面、果たしてその中での暮らしのシーンをあまりイメージしていないように思うときもあります。

 ですから、少しづつでもいいですから、家族みんなで、暮らしのシーンをたくさんイメージして欲しいと最初にお願いしています。

 建物の性能はお金で買えますが、自分達の生活は簡単に手に入りません。

 がんばって、自分達の暮らしをサポートする住宅をつくりましょう。

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 クライアントに最初にお願いする作業があります。

第3回目 荷物を計る

 現在、生活しているなかに、果たしてどれだけの家財を、新しい家に入れようとしているか? 整理してもらっています。

 荷物の大きさ(タテ・ヨコ・高さ)それと使用するときに必要な空間の大きさ例えば、引出しがあればどれだけの引き出し寸法が必要かとか、扉があれば、どこまで扉が開いてくるか、といったことを、すべて計測してもらいます。

 これは、けっこうたいへんな作業ですが、一つ一つ調べていきながら、持ち込むか廃棄するか人に譲ってやるか・・・などなど、検討もしてもらいたいので、根気よくお願いしています。

 これら計測してらった家財が、新しい家できちんと機能させなけば、いい設計とはいえません! 持ち込みの家財がはじめからそこにあったかのように、新しい家に溶け込めば、いいと思いながら、計画を進めていきます。

 最近の要望で多いのが、造り付け家具があります。壁から壁まで隙間なく作り付けた家具をみるとスッキリとしますが、造り付け家具の予算もかなりの金額になりますので、いまあるものを上手に使うことも大切です。

 計画を進めていく中で、計測してもらった家具を配置することも忘れてはいけません。 明るい空間を作るために、窓をたくさんとってしまい、家具の一部がせっかく作った窓をふさいでしまったのでは、本末転倒ですね。

 最後に、おおきな納戸を設計に組み込むように、言われるときがありますが、この機会にぜひ!荷物の必要性も検討して欲しいと思います。
使用頻度や重複しているものなどを考慮して、整理することも大切です。

 建物全体の面積の節約につながりますので、クライアントにお願いしたいことです。 そして、検討された荷物の出し入れがしやすい納戸スペースを提案していきたいと思います。

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 きのう・・・書いた、敷地を読むのつづきです。

第2回目 気持ちをつなぐ


 設計の第一歩と書いたのですが・・・その前にクライアント(建て主)と設計者の気持ちをうまくつなげなければなりません!
 このことを書くのを忘れていました。 私は、設計の依頼を受けるときに、クライアントに・・・最初に話すことは

 「家を建てるきっかけ」 家づくりの原動力を知るためです。

 設計すすめるうえで、いろいろ辛くなるときがあると思いますが、このきっかけが曖昧だと、家づくりの軸がぶれてしまい、設計を進めることも難しくなることもあるからです。

 それと

 「クライアントと設計者の相性」のことをよく話します。

 相性については打ち合わせや提案がどうしても納得いかないときは、躊躇しないで「やめます!」と言ってもらうようにお願いしています。ずるずるとお互い時間をかけても、解決しないこともあると思うからです。

 設計をすすめていくと、クライアントのプライベートな部分も知ることになります。それを受け入れながら、どう設計を進めていくのかは。。。。。

 クライアントと如何に気持ちをつなぐことができるかに掛かっているように思います。

もしかしたら、このことが設計の第一歩かもしれませんね。

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 きょうは、これから建築する敷地を実測してきました。

で。。。これから、設計するためのいろいろを紹介していきたいと思います。

第1回目 敷地を読む

建築は敷地の上に建てられます。ごくまれに水上・・・なんてこともあるかも、あぁ。。そういえばトレーラーハウスもあったっけ・・・
でも基本は特定の地面に建てられます。 そして、その場所は、建築後簡単には移動できません・・・不動産になってしまいます。

住まい手は、その土地の条件をすべて享受しなければなりません。
いいところもわるいところも・・・です!

設計を依頼されると、クライアントとの面談後に、必ず!敷地を見に行きます。
これは、その敷地の置かれているたくさんの条件を読み取るためですが、なんどか足を運んで、調べます。 場合によっては、季節ごとに行ったこともあります。

・敷地の方位
・道路の位置
・敷地の高低差
・隣地との関係
・周囲の景色
・近隣の建物形態
・風のふく方向
・日当たり
・近隣の学校、スーパーの位置
・法的規制
・騒音
・敷地の土や地盤強度
・上下水道、電気、都市ガス

などなど・・・・もっとあるかもしれませんが、いろいろなことから敷地を読み砕いていきます。
クライアントの生活をその土地に固定するわけですから、読み違いはできません。

設計の第一歩は、敷地を読むことから始まります!

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